和室

建国記念日に思う 川崎から「日本に生きる人たち」

今日は建国記念日
産経のHP「歴史の誇りこそ 底力に」には、
建国記念日について、以下のようにかかれていました。

今年は古事記の完成から1300年。
日本人が現下の国難に立ち向かって
底力を発揮すべく誇りと自信を取り戻すには、
国家と民族の故郷ともいうべき
建国の経緯を振り返ることが必要ではなかろうか。」


東京都町田市・神奈川県相模原市にいた20代後半、(2004~)
私は、日本の社会的マイノリティーの存在に注目していました。
特に在日外国人にテーマを絞り、いくつものフィールドワークや研究会に参加したものです。
繧ケ繝ゥ繧、繝・_convert_20120211102123
















そういう視点をもっているからか、今回の建国記念日の言葉や、
震災後の『日本は一つ』というようなメッセージが気になるんです。

よく耳にするから聞き逃してしまいそうだけど、
在日外国人の存在がスッポリ抜け落ちちゃっている気がしてなりません。

戦後、日本が復興を遂げたのは「日本に生きてきた人たち」のおかげだと
私も思います。たとえば、
戦中、日本軍兵士だった祖父は
戦後、公務員として日本の国づくりに携わり、
また、孫の私を含め温かな家庭を築いてきました。

日本に生きてきた人たちの大半は、大好きな祖父のように、
日本で生まれ、育ち、教育をうけ、
日本のために戦い、戦後、日本で働き、
日本に家庭をはぐくみ、日本の温かな将来を築いてきた日本人なのでしょう。

だから、今回の産経コラムに書かれてあること
危機をはね返す底力は日本人に備わっているはずだ。
先の敗戦後でも、日本人は一致団結して復興を成し遂げた。」

ウン。ウン。そうだ!とうなずいてしまいがちです。

でも。ちょっと待った!「日本に生きている人たちの中」には、
日本に移住・連れてこられた人たち、
国の情勢により、帰れない人たちも含まれているんです。

2006年、7年と数回にわたって
川崎市から多文化共生を考えるフィールドワークに参加しました。
繧ケ繝ゥ繧、繝・_convert_20120211102145















川崎朝鮮初等学校の授業参観、桜本ほいくえん、ふれあい館などの視察、
川崎市臨海部地域の様子、セメント通りの在日コミュニティー、
土地問題が残る池上町、バラック集落
戦後、日本が置き忘れてきた「日本に生きる人たち」と、
今、新しく流入してきている生活保護の高齢者をかかえる町。

神奈川県川崎市の歴史には、在日コリアンの存在が欠かせません。
関東大震災後、復旧のための肉体労働力として、朝鮮人が多く就労しました。
また、京浜工業地帯の工場で働く人たちとして、
川崎市に朝鮮人コミュニティーが生まれました。
戦後、産業が集まる川崎市には、
多くの朝鮮人が仕事を求め集まってきました。
朝鮮戦争の軍需景気は、産業都市の川崎市にとっては好都合。
もくもくと公害問題を残しながらも、日本の経済・産業を発展する景気となりました。
繧ケ繝ゥ繧、繝・_convert_20120211102102
















高度成長期以降「日本に生きる人たち」でもある
在日コリアンたちは社会制度の上で不当な差別を受け、
日本の繁栄から取り残されてきたのです。

昨年の震災は、これまで政府が隠し続いてきた
黒いパンドラの箱が、パカッと開いた瞬間だったと思います。
今までうやむやにされてきていた、原発・基地問題、環境などなど・
あれやこれやと、出てきて、気付いてしまいました。
それでも政府は、まだ必死にパンドラを閉めようとしていますね。

日本に生きている仲間が、それぞれの立場を超え、
将来を必死に考えるからこそ、今、立ち向かわなければいけない問題が
山ほど出てきています。

日本の歴史を築いてきた もうひとつの主人公、在日外国人の存在
それも、またパンドラの箱に入っていた 一つのパーツです。
置き去りにされた人たち 置き去りにされてしまった地域、
置き去りにされた歴史を、私たちはまだまだ知る必要がありそうです。

引用 産経HP「建国記念の日」2012.2.11
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120211/trd12021103020001-n1.htm
未分類

0 TrackBacks
3 Comments

Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/02/11(Sat) 17:49:07 | | [ Edit]

感慨深く

いつもブログ楽しみにしています。遠いヨルダンにいるあなたが、何故か相模原にいた時より身近に感じられるのは何故でしょう。以前「日本人について」という事で出張授業に行ったブログがありました。私も時々考えています。十把一絡げにできそうでできない民族かな?古事記も日本書紀もそして歴史の教科書もヒエラルヒーの上の部分だけが語り継がれているけど、どっこい、地べたをはいつくばりながらも生き延びてきた人たちの歴史は表に現れない。特にひどいのが明治以降!帚木逢生さんの「三たびの海峡」おすすめです。ブログやコメントに刺激を受けているばっちゃんです。
2012/02/11(Sat) 19:08:38 | URL | 月の砂漠 [ Edit]

私の知らない世界が

共小にいた時に、お互い宮部みゆきが好きだと言って、「レベル7」(この間テレビで玉木宏と杏が演じてやっていました。)から入ったと言って、息統合したのを今思い出しました。
覚えているかな~。

その時にはもう、こういう問題に意識をもっていたのですね。頭が下がります。
私たちの幸せは、今までの様々なことの上に成り立っているのですね。
そんなことを読みながら感じました。
2012/06/03(Sun) 08:57:53 | URL | wakuwaku [ Edit]
管理者にだけ表示

Trackback

トラックバックURLはこちら
http://kazitabonita.blog133.fc2.com/tb.php/99-a89a37d8