和室

世界の車窓から 通勤風景 

トルコへ旅行し、ヨルダンを外から眺めて
日本の生活を振り返り、あれこれと新たな発見ができました。

日本で自動車をもたない私が、
移動で、もっぱら使っていたのは電車です。
特に黄緑色のJR横浜線と、水色の小田急線にはお世話になっていました。
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JR横浜線は、横浜と八王子、
小田急線は、新宿と小田原を結んでいるもんだから、いつも満員。
降車しそうな雰囲気の客がいたら、
そのお客の前に行き、途中からでも座れるように、スタンバイしていました。

私のような元気な若者(当時20代)が、
満員電車の席取合戦に、乗車した瞬間に参加しているんです。

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いつのころからか、疲れた学生やサラリーマンが優先席に座るようになり、
いつのころからか、マタニティーマークというキーホルダーが作られました。
妊婦初期の大変な時期の女性が、キーホルダーを水戸黄門の印籠のように
申し訳なくかざし、やっと、席を譲ってもらうという現状でした。

以前、ヨルダンでJAAJという日本語学習者の会があり、
今東京で就職されているヨルダン人とスカイプで話をしたことがあります。
彼女は、電車内に見受けられるマナーやマークを賞賛していました。
「女性専用車両」「優先席」「音漏れ、騒音注意」「携帯電話を控える」
 日本は、なんでもわかりやすく書いてあって、親切な国だと。

違うんですよ。
都会に住む日本の人たちは、
マークなしでは動けないほど、自分のことで精いっぱいなのです。

Women-Only_Car_Sticker_convert_20120129080225.jpg女性専用車両に関していえば、ある電車に痴漢被害があったとしても、
男性乗客全員が
痴漢であるとはいえません。
女性を守るためには、男性全員を不当に排除するルールを
時間と空間で決めるしかなかった。
悲しい都会の交通機関。


通勤風景について思い出したのは、イスタンブールの電車に乗った時です。
小田急線のような女性専用車両はさすがになかったのだけど、
日本と似たような優先席マークが張られていました。
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それでも、若者カップルが、
おばあさんもおじいさんを押しのけ、
せっせと席を確保し
座っていました。



イスタンブールは世界から観光客が集まる大都会で、
電車もバスも、混雑しています。
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トルコの地方都市や観光地とは、違う顔を持っているかもしれません。
大都会は、人間関係が希薄になり、
自分の身の回りのことで精いっぱい。
こういった共通点は、世界中どこでも同じなのでしょう。


さて、ここからは、いつもの風景。ヨルダンのアンマンです。
ヨルダン人にとっての庶民の足は、なんといってもバス。
バスには大きな市営バスと、小さなセルビス、
それから乗り合いタクシーの3種類があります。
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近く近郊の町へ一時間ごとに100円くらい、
時間もまばらで、バスに人がたくさん集まったら、さぁ出発という感じです。

毎朝、セルビスとタクシーを乗り継いで、学校に通っています。
学校は都心なんで、途中で大学生でいっぱいになることもあるし、
帰宅時刻には、仕事を終えた男性客がたくさん乗り込んできます。

ヨルダンのバスには、いくつかのルール、暗黙の了解があります。

男女隣り合って座ることはほとんどありません。
満員バスでは、男性が率先して立ち、女性のために、席をむりやり空けます。
2人がけの席に、3人の女性たちがお尻をギュウギュウ詰めにして座ります。

マタニティーマークもないし、優先席もないのだけど、
ヨルダンの首都アンマンで、
満員電車で座れなかったという経験は一度もないのです。

女性は守るべき存在だから。外国の人はわからないからと、
誰もが親切です。

どんなに込んでいても、席が確保できる。
困ったことがあったら、誰かが助けてくれる。


いつも乗っているセルビス(小型バス)と乗車内の風景
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ヨルダンのバスは、私にとって毎日の移動にとって欠かせない
大切な交通機関であると同時に、
優しく温かなヨルダン人との空間の一つでもあります。

アンマンは、ヨルダンでは大きな大都会です。
どうか、温かなルールが崩されないよう。
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1 Comments

Comment

マルハバー

ブログにコメントくださり、ありがとうございました。
ちょっと、取材で6日間缶詰状態でして、
今でも気が張っている状態です。ふえー。
あまり、食欲無いのに、痩せません(><)

>マタニティーマークもないし、優先席もないのだけど、
ヨルダンの首都アンマンで、
満員電車で座れなかったという経験は一度もないのです。

私も同じです。同じムスリムである、
トルコとヨルダンは似ていますね。

パムッカレでは、殆ど公共機関を利用したことが
無いのですが、イスタンブールへ行った際、
混雑した地下鉄の中やバスで、
私が乗車したとたんに、男性が席を
譲ってくれました。

日本では、都内まで電車通勤していましたが、
まず、自分たちのことで精一杯で
譲られたことは一度もありません。
一度、松葉杖で乗車しとときもです。
つり革の前では、譲れと言っていると
思われるのも嫌だったので、扉付近に
いましたけど。

トルコもヨルダンも、温かい人が多いですよね。
いつまでもそうであって、欲しいと
私も願っています。


2012/01/29(Sun) 20:59:34 | URL | ラム子 [ Edit]
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