和室

失われつつある田園風景~岩手県・平泉町~

毎日の通勤で、田園風景(稲の育ちの様子)を観察。
小さな緑がスクスク育ち、稲穂が垂れてさぁ稲刈り!
9月下旬、稲刈りが始まり、あることに気付いたのです。

「おや?地域ごとに稲の干し方が違う?!」

写真1:磐梯山会津の美味しいお米@福島県猪苗代町
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今回は、岩手県平泉町を中心に
田んぼアートを紹介したいと思います。

注:写真1,5は福島県猪苗代町(後ろにみえるのは磐梯山)
写真2、3、4は、岩手県平泉町で撮影。


東北地方ではおなじみの、縦に干すスタイル。
名付けて「から傘お化け」型。
古い傘で、一つ目でペロンと舌を出し
一本足でピョンピョン飛び跳ねる「から傘お化け」が、
ずら〜〜っと、こちらを睨んでいるようです。

道路に勢ぞろいしているものもありました。
少しずつ、形が違うのがお分かりでしょうか?

写真2:ずらっと勢ぞろい から傘お化け@岩手県平泉町
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一方、こちらは、ソフトクリーム型。
西洋風のオシャレな「アンブレラ モンスター」でしょうか。
グルリグルリと巻きつけてあり、乾いた風にあたりやすい工夫が
なされています。

写真3:クルンとキュートに。ソフトクリーム型@岩手県平泉町
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縦に干すスタイルは、「くい掛け」といいます
「くい」という直立した棒に、いなほを外に向けてかけることが
多いそうです。
くい掛けには、ソフトクリーム型あり、
背が低い、ぽっちゃり型あり、
見ているだけで楽しくなります。

こちらは横に干すスタイル。
このやり方は、南北の方向に伸びるように組まれています。
午前中は東側に、午後からは西側にお日様があたるようになって、
よく乾くそうです。

横にかけていくスタイルを「ハセがけ」というそうです。
私が平泉で出会った田んぼは、三段でしたが、
一段もあれば五段もあるそうです。

写真4 横干し ハセがけ @岩手県平泉町
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岩手県平泉町をサイクリングして気付いたのですが、
干し方の違いは、地方によってではなく、
代々伝わってきた自分の家のやり方ではないかと思います。
だって、気候条件はほぼ同じの、
すぐ隣の田んぼで、全く違った干し方をしているのですから。
写真の平泉町の田園は、自転車で10分走った範囲内です。

今は、コンバインで収穫して機械で乾かすのが当たり前になり、
ワラはくずとして捨てられます。
「くいがけ」「ハセがけ」をしてある田んぼは、
なかなかお目にかかれません。

東北地方の、美味しいお米を味わいながら、
失われつつある日本の田園風景に癒される今日この頃です。

写真6 会津磐梯山の田んぼに遊びに来ていたイナゴ@福島県猪苗代町

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3 Comments

Comment

和さん、こんにちは。
稲の干し方にはこんなにも色々なスタイルがあるんですね!とても興味深かったです。
2013/10/21(Mon) 22:33:24 | URL | Yuh [ Edit]

福島の和さん、こんにちは。
ブログへのコメント、ありがとうございました。NHKのラジオ中国語、私も聞いてました。
2013/10/21(Mon) 23:32:35 | URL | yasuke86 [ Edit]

和さん、こんにちは。
中国語頑張りましょうね。私も顔晴っていきます。まずはラジオ中国語からでしょうか。
2013/10/22(Tue) 21:00:01 | URL | yasuke86 [ Edit]
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