和室

「劣等感」と「コンプレックス」

安達太良山のふもとの集落は、酪農家や農家を営んでいる
人たちが多く住んでいる。
また、そこは被災された方々を受け入れる地域でもある。

震災直後は、みんなが苦労していた。
誰もが「劣等感」を抱え、福島県民として一丸となって
助け合い、立ちあがろうという気概があった。

あれから2年。
この地域には、以前からの住民と震災後から住んでいる被災者がいる。
この両者に大きな溝ができてしまった。

放射能が多く検出される牧草を狩り、
海外から飼料を買うお金も馬鹿にならない。
牛たちの糞にも放射能が残るからと、
敷地内から処分できない。

騾壼共霍ッ_convert_20130626005644

確かに、被災者は気の毒だ。
でも、被災はしておらず、賠償金ももらえないが、
生活の糧を失ってしまった酪農家や農家の私たちは
どうしたらいいのだろう。

同じ地域に住んでいて、
働いても、お金が入らない者と
働かなくても、お金が入る者。
支援する側と支援される側

行き場のない怒りがあふれ、
「無意識」のうちに、共存する地域の被災者へ
矛先が向かいそうになる。

また、恥ずかしいことだけど、
被災地の他県で、復興のスピードを見ていると、
悔しい。
震災直後、宮城や岩手に支援が多く入った。
20年後、30年後、きっと復興するだろう。
一方、
福島県は原発のおかげで、未来を失った地域が山ほどある。
悔しい、辛い、でも、どうしようもない。
ここに生きているというだけで、コンプレックスを
感じてしまう。

繧ケ繝ゥ繧、繝・_convert_20130626003725

「劣等感」と「コンプレックス」は
意味合いが違うそうだ。
劣等感は、時に欠点を克服する力になる。
一方、コンプレックスは、たちが悪い。
怒りや悲しみ、悔しさなどの負の感情や思考が、
「無意識」に結びついている状態なのだから。

PS:
修了式の前日、ダビデ先生にお会いしました。
先生に初めてお会いしたのは、ヨルダン事務所の食事会。
今回は、先生のお話しで心に残っていること、
今の私の周りにいる人たちの話。
今の福島の生活につながっていることをかきました。

福島で考える

0 TrackBacks
2 Comments

Comment

考えさせられます

 ダビデ先生との再会をとおして、このような現実を知らせていただけて、自分もハッとしました。

 やはり私たちも感情をもっているので、頭で理解していても心はついていかないこともありますよね。福島の人たちが、はやくそのような思いから解放されることを願っております。
2013/06/27(Thu) 04:08:16 | URL | KK [ Edit]

頑張りすぎないように

久しぶりにメールします。和さん、ちょっとお疲れですか?帰国後、岡山駅構内での写真展や免許更新受講・・・そして福島へと居を移しての活動。ここいらでゆっくり休養も大切です。まだまだ、先は長いですよ。だって、福島原発の何一つ終わっていないのに再稼働の声が市民権を得てきているでしょう?莫大な復興予算が復興と関係ないところで湯水のように使われているでしょう?開いた口もふさがらないとはこの事!!私たちも、じっくりと腹を据えて、そう、あのでいだらぼっちのようにぶれない足腰になるよう鍛えましょう。その前に腹ごしらえをして、元気を取り戻してください。
2013/07/04(Thu) 10:50:37 | URL | 月の沙漠 [ Edit]
管理者にだけ表示

Trackback

トラックバックURLはこちら
http://kazitabonita.blog133.fc2.com/tb.php/215-5081c26b