和室

「届け応援メッセージ」ーみんなが笑顔で生きる社会へ 有森選手をむかえて 公開授業①

これから紹介する内容は、
この2年間の中でも、特に思い出に残った授業の一つです。
長くなりますが、おつきあいください。

―この記事は、以前作成した、指導案や感想をそのまま引用しています―

JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の活動として、
3月31日(土)~4月8日(日)で、オリンピックメダリストの
有森裕子さんがヨルダンを訪問された。
毎年ヨルダンで開催されている「死海マラソン」で、
カラクとバカアの知的障害者の方々と一緒にスポーツを楽しむという
機会に恵まれることとなった。

有森裕子さんが、私の学校を訪問してくれるという知らせをうけ、
日ごろ思っていることを、なんとかして
私の教室の生徒や同僚たちに伝えたいと思い、
美術科授業案作成に至った。

以下、指導案から引用
**********************

授業に向けて
―障がいを持った方への眼差しー

派遣地である南アンマン、ハイナザール地区には、
元気いっぱいの若者をはじめ、高齢者、外国からの労働者、
障がいを持った方など多様な人たちが生きている。

ある日、生徒と下校していたところ、障がいを持った子に出会った。
彼らに向かって、真剣に
邪悪なものから、私を神(アラー)が守ってくれますように。」
と唱える場面に直面した。

翌日、生徒や同僚にこの話をすると、
「障がいを持った人たちは、かわいそうよね。
 気持ちが悪い、何もできない。頭が悪い。ありえない。」
と次々に答えたのある。

私たちは知らずしらずのうち、人が人の心を侵しているのではないか。

今回の美術科授業案「届け!応援メッセージ」では、
「元オリンピックメダリストの有森選手が、なぜヨルダンにいるのか」
「死海マラソンの主役であるバカアとカラクケアセンターと日本人ボランティア、
 そして、有森選手が一緒に走る意味」を、生徒たちと考えたい。

事前に紹介した、カンボジアで走る有森さんの写真は、
国境・障がい・年齢・立場などの境界(ボーダー)を超え、
スポーツを楽しむ姿の象徴である。

授業内容を検討するにあたって、カンボジアで走る有森さんの写真を、
校長と副校長、CPに紹介し、

「すべての人たちが、自信をもって笑顔で生きること、
音楽・スポーツ・美術のイベントに参加し、
一緒に楽しむこと、
それが、きっと豊かな社会につながるのではないか」

というメッセージを伝えた。

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アンマンのナザールに住む元気いっぱいの生徒たちと同じように、
障がいを持った方も、みんな笑顔で生きる社会、
一人ひとりの命が尊重される社会であってほしい。

そんな「共に生きる社会」を、生徒や同僚と一緒に考えるため、
本題材を設定した。

生徒たちの反応
P1010040_convert_20120905085157.jpg「オリンピックのメダルを、
2回もとったことのあるすごい選手が、
私たちの学校に来てくれるなんて、
信じられない!!」

「足の悪い人を、走らせるなんて、
 かわいそうだよ。」

「死海マラソンには、いろんな人たちが参加しているんだね。」
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事前授業で意見交換
「死海の周りを、みんなで走るなんて楽しそうだね!」
「有森選手は、とても有名人なのに、どうしてカンボジアやヨルダンで走るの?」

関連記事 
だれもがみんな 豊かに生きることのできる社会へ

①「日本で大切にしたい会社」2010年7月29日 記事 
川崎市日本理化学工業株式会社 障がいを持った人々が働く姿から学ぶこと 
http://kazitabonita.blog133.fc2.com/blog-entry-18.html

②「あなたがいたからこそ」2011年5月18日 記事
昨年度死海マラソン参加の様子、いとことの思い出
http://kazitabonita.blog133.fc2.com/blog-entry-44.html

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6 Comments

Comment

もう活動も総まとめの時期ですね。あらためて和さんのブログを読み返してみたいと思います。
2012/09/05(Wed) 13:30:19 | URL | shukran [ Edit]

答え(実際はないかも?)を押し付けるのではなく、子ども達と考える授業。
その為には自分自身も多くのことを学び考える必要がある。
子ども達と一緒に紡ぎ出されていく授業~楽しみです。
2012/09/05(Wed) 13:36:20 | URL | 三原色 [ Edit]

邪悪なもの

「邪悪なものから神が守ってくれるように」
この祈りは、似たようなものがキリスト教にもあります。
「サタンの働きから私たちを守ってください。」と。
主の祈りの一部です。
私は毎週必死にそれを祈っています。
でも、何がサタンの働きなのか聖書に照らして知ってないければ、気づくことができません。
また、それに気づくためにも聖書をよく読まないといけない。
それが、神様のおっしゃっていることでもあります。

彼らの言う「邪悪なもの」って、なんだろう・・・。
2012/09/05(Wed) 17:20:03 | URL | migimigi [ Edit]

生徒さんや同僚の方々の、障害者に対する認識に衝撃を受けました。彼らはどんな人間も分け隔てなく受け入れることが出来る人々だと思っていましたので。
2012/09/05(Wed) 17:37:33 | URL | qirfa [ Edit]

こんにちは 和さん

有森裕子さんはこのような活動もしていらしたのですね。
全く知りませんでした。

トルコで生活していると、日本ほど障害を持った方は見かけません。
もしかすると社会の目を気にして、あるいは外に出づらい環境に
置かれている為に家の中に篭っているのだろうかと考える事がよくあります。

日本でも福祉の進んでいる国に比べたらまだまだ障害者には優しい国
ではありませんが、障害を持つ方を一人の人として社会の受け皿が
しっかりした国が増えて欲しいと思ってしまいます。

自分自身も家族にも身近な問題でありますからね。
2012/09/06(Thu) 00:15:15 | URL | hisosari [ Edit]

はじめまして

こんにちは。素敵な授業ですね。人権意識を美術を通じて育てるのは大切なことですね。わたしは岡山市内の中学校で美術を教えています。今年は特別支援学級の担当もしています。特別支援を要する子どもたちの指導に少々戸惑うこともあります。毎日が手探りの状態です。ヨルダンへは青年海外協力隊としてでしょうか?また、いろいろと教えてください。
2012/11/30(Fri) 22:20:21 | URL | つなしま  [ Edit]
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